シンプル&ビューティ・カーライフ

中古車アナリスト かー介のシンプルなクルマ生活

クルマは必要無いって本当ですか?(2)

都市部以外では生活必需品として必要なクルマですが、都市部では本当に必要ないのでしょうか。

確かに公共交通機関は発達していて、タクシーも利用しやすいです。クルマは維持費もかかるし、そもそも道路は渋滞していますね。車が必要なときには、レンタカーを利用したり、カーシェアリングで十分という考えに落ち着くのは、経済的なことを考えれば当然かもしれません。

しかし、公共機関であるが故に、電車やバスは通勤・通学時間帯以外でもそれなりに混雑しています。少し大きな荷物を持って、混みあった駅の構内を移動したり、電車・バスに乗るのは一苦労です。それに、幼児を連れて電車・バスを利用するのは、かなり気を使いますよね。公共交通機関は安くて便利そうですが、一方でそれなりの苦労があります。

また、多くの場合、勤務先は都市中心部にあり、住まいは郊外である場合が多いですが、都市中心部にはあらゆる路線が乗り入れられている反面、郊外ではひとつの路線しかない場所が多いので、たとえば、慶応大学がある東急東横線日吉駅から、小田急新百合ヶ丘駅まで移動する場合、クルマならたった15kmの距離ですが、電車の場合は最低でも2回の乗換えが必要です。

郊外に住まいがある場合、駅の近くには商業施設やマンションが多いので、戸建てはバスを利用する場合が多いですが、夜11時にはバス便がもうなかったりします。そんな時、タクシー乗り場には長い待ち行列が出来ています。こういう時、クルマで迎えを頼んだりしますよね。